講師の早川優子です。
先日、大林社長の師匠であり、ノビテクの取締役でもある
江尻みどりさんの講義を聴講させていただきました。
さすが!
パワフルで一気に受講生を虜にし、
私たちはあっという間に江尻ワールドに包まれて、
笑いあり笑いあり、
いや、もちろんそれだけではなく、多くの気づきもありました。
その日、先方企業の人事担当者の方と江尻さんと私と3人でランチをしていたときのこと、
企業担当者「江尻さんはどんなときに講師をしていてよかったなと思いますか?」
江尻さん「う~ん、そうね。人事担当者がその研修をやって出世した時とか。」
企業担当者「ほ~、なるほど~。そうですか~。」
私はそのときイマイチ意味がよく分かりませんでした。
江尻さんは人一倍情にもろく、感激屋さんと伺っていたので、
「受講生と心が一つになったとき」とか
そういう答えを期待していただけに、私は「ポカン」としてしまいました。
それからずっと私の頭の中をその言葉がオートリバース!
最近なんとなくその言葉の意味が分かってきたような気がします。
さすが、ベテラン講師で自ら営業も経営もされている
江尻さんならではの意見だなと思います。
すべてお膳立てされた状態で、
当日指示されたとおりにインストラクションするだけの講師でしたら
「受講生に気づきを与えたとき」とか
「感動や元気を与えたとき」とか
答えるのでしょうが、
私たち講師は受講生だけを見ていればいいわけではないのですね。
本当にその企業を活性化し、社員一人一人の気づきや行動変容を伴わせようとしたら
外部講師が1日研修をしたくらいでは限界があります。
それこそ、企業内にドップリと入って当事者として、つまり身内の人間になって
愛情を持って取り組まなければなりません。
本当にその会社を変えられるのは、社員しかいません。
そういう気持ちで人事担当者をサポートし、
協働で研修の企画から実施運営、フォローまで
総合的にコンサルティングしてきた
江尻さんだからこその、意見なのだなと感じました。
うまく言葉では表現できませんが、
江尻さんの大きさとか愛情とか母心とか、
色々学ばせていただき、ますます大ファンになってしまいました♪
投稿by ノビテクBlog管理人