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研修カリキュラムの読み方

研修カリキュラムの読み方|お悩みQ&A

研修カリキュラムには、研修で何を学ぶか、何を演習させるか、その研修で求められる成果が書かれています。

カリキュラムの読み方のポイント

  • 大テーマが意向にあっているか。
  • 想定した学習項目が入っているか。
  • 目的やねらいが、わかりやすいか。
  • 学習成果=研修後に行動変容がイメージできるか。

この4点にしぼると良いでしょう。

見出し

カリキュラムが読めると研修がイメージできる

カリキュラムの内容は、どこでも共通する一般的なものから、研修会社独自の内容もあり、公開されているカリキュラムをひとつひとつ精査するのには、思いのほか労力がかかります。

よって、カリキュラムの読み方のポイントを理解することは、教育ご担当者様の業務の効率化につながります。

カリキュラムの分解

カリキュラム構成要素

大テーマ

カリキュラムは「大テーマ」に沿って作成されます。大テーマは、コンセプトの場合もあれば、研修名の場合もあります。研修後どうなりたいのか、何を学ぶのか、目的や”ねらい”、などを抽象度高くまとめたものです。

中テーマ(学習項目)

「中テーマ」は提案書では学習項目とも書かれます。大テーマを実現するために必要な知識や体験演習を「学習項目」として規定したものです。

補足(学習のポイント)

「補足」は提案書では学習のポイントとも書かれます。中テーマの内容を簡潔に説明しています。

以下は、ノビテクの新入社員研修カリキュラムの一部です。

1.オリエンテーション
講義
講義:ビジネスマナーはなぜ必要か
2.ビジネスマナートレーニング(1)「あいさつ」
講義
講義:あいさつとは
ワーク
トレーニング:「あいさつ」
3.ビジネスマナートレーニング(2)「身だしなみ」
講義
講義:自分の思いを伝える技術「身だしなみ」の基本
ワーク
トレーニング:「身だしなみ」
4.ビジネスマナートレーニング(3)「言葉づかいと話し方」
講義
講義:言葉づかいの基本、敬語の必要性
ワーク
トレーニング:「言葉づかいと話し方」
5.ビジネスマナートレーニング(4)「電話応対」
講義
講義:電話応対の基本、携帯電話のマナー
ワーク
トレーニング:「電話応対」
6.ビジネスマナートレーニング(5)「名刺交換」
講義
講義:名刺交換の基本
ワーク
トレーニング:「名刺交換」
7.ビジネスマナートレーニング(6)「指示の受け方と報告」
講義
講義:指示の受け方と報告の仕方
ワーク
トレーニング:「指示の受け方と報告」
8.まとめ
ワーク
演習:社会人としての意識の覚醒「学生と社会人の違い」
講義
まとめ:社会人としての自覚から、ビジネスマナー(基本行動)の意義を理解し、自ら改善点に気づき成長のための行動を取ることができるようになる。
「できる」から「自ら考えて実践する」人材へ。

研修はまず「大テーマ」から

新入社員研修といってもさまざまですが、社会人1年目であることを加味し、まずは「ビジネスマナーを身につけて欲しい」というご要望が多いため、ここでとりあげる大テーマを「ビジネスマナー」としています。

学ぶ内容の詳細は「中テーマ」を見る

大テーマ「ビジネスマナー」をもとにしたカリキュラム表の左側に「中テーマ」、右側には「中テーマを補足する内容」が書いてあります。

大テーマ「ビジネスマナー」をもとにしたカリキュラム表の上側の太字が「中テーマ」、下側に「中テーマを補足する内容」が書いてあります。

例1

1.オリエンテーション
講義
講義:ビジネスマナーはなぜ必要か

中テーマは「1.オリエンテーション」です。
なぜ、この研修が必要なのか、学ぶことで何が得られるのかを解説する導入が設けられています。

補足は「講義:ビジネスマナーはなぜ必要か」です。
[講義]のアイコンは講義を示し、[ワーク]のアイコンは受講者のみなさんに実際にやってみていただく演習を示しています。

例2

次の中テーマに移ります。

2.ビジネスマナートレーニング(1)「あいさつ」
講義
講義:あいさつとは
ワーク
トレーニング:「あいさつ」

中テーマは「2.ビジネスマナートレーニング(1)「あいさつ」」で、補足は「講義:あいさつとは、トレーニング:「あいさつ」」です。

あいさつとはなにか、ビジネスにおいてどんな意味があるのかを講義でお伝えし、その後、実際にやってみていただくことがこの項の学習項目であることを示しています。

「中テーマ」を一連で見ることでカリキュラムの流れがわかる

その他、「中テーマ」をざっと見ると、

3.ビジネスマナートレーニング(2)「身だしなみ」
4.ビジネスマナートレーニング(3)「言葉づかいと話し方」
5.ビジネスマナートレーニング(4)「電話応対」
6.ビジネスマナートレーニング(5)「名刺交換」
7.ビジネスマナートレーニング(6)「指示の受け方と報告」
8.まとめ

と並んでいます。新入社員研修の1日目の学習要項がわかるようになっています。

その中で、たとえば「電話応対」を特に気にされる場合は、

5.ビジネスマナートレーニング(4)「電話応対」
講義
講義:電話応対の基本、携帯電話のマナー
ワーク
トレーニング:「電話応対」

補足に「講義:電話応対の基本、携帯電話のマナー、トレーニング:「電話応対」」とあるので、この内容から、要望に沿うかどうかを知ることができます。

実際の講義・演習内容は打ち合わせで詰める

このようなカリキュラムは要点を絞った簡易的な内容となっていますので、実際の研修の進め方(講義・演習内容)については、研修会社の営業担当者(ノビテクでは研修コーディネーターと呼んでいます)とディスカッションで詰めていくことが肝要です。

また、新入社員研修は、複数日設けられることが多いです。例えば2日間の研修なら、1日目はマナーの基本習得のみ、2日目は最初に前回の復習を行い、後半はさらに仕事でよくある場面を想定した講義やトレーニングを行うなど、カリキュラムの編成を検討できます。

研修を選ぶのか研修会社を選ぶのか

外部に委託する場合、研修を選ぶというよりも、研修会社を選ぶという側面が強くなるかもしれません。その場合は、研修会社との相性や、見積もり価格が妥当であるかで検討するといった流れになるでしょう。

講師を交えての打合せ

より検討意向が高い場合は、打ち合わせ時に、実際に登壇する講師と打ち合わせをすることも可能です。より具体的な研修のイメージが持てます。さらに営業担当者や講師は「人材育成コンサルタント」の側面もありますので、大テーマや中テーマに対する事例を豊富にもっており、打ち合わせによって、より効果的な研修のご提案ができます。

まとめ

カリキュラムの読み方の4つのポイント

  • 大テーマが意向にあっているか。
  • 想定した学習項目が入っているか。
  • 目的やねらいが、わかりやすいか。
  • 学習成果=研修後に行動変容がイメージできるか。

より早くカリキュラムの読み解きができるよう、その一助になれれば幸いです。効果的な研修プログラムを、ぜひ一緒に作っていきましょう。

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投稿by 株式会社ノビテク編集者
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