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第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【2】傾聴の姿勢を見せる

傾聴の姿勢を見せる|第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【2】

傾聴の姿勢を見せる

以前、「上司に求めること」というテーマでアンケートを取ったことがあります。 その際、「ついていきたくなる上司は?」という問いに対して最も多かった答えは、「話を聴いてくれる上司」でした。部下は上司に、もっと話を聴いて欲しいと感じているのです。

一方、管理職研修で「部下の話を聴いていますか?」と質問すると、9割以上の人が イエスと答えます。この答えだけを見ると、上司と部下の関係はうまくいっているように見えます。ところが、現実は違う。かなりの部下は、「うちの上司は、話を聴いてくれない」と悩んでいるものです。

なぜ、こうしたギャップが生じるのでしょうか? 大きな理由は、「聴き方」にあるようです。

あなたが自宅で、奥さんなどに話しかけているとしましょう。 「今日、会社でこんなことがあったよ」「帰り道に、こんな出来事があったんだ」など、あなたは一生懸命に話しかけます。ところが、相手は「ふ〜ん」などと生返事。そして、こちらは一切見向きもせず、テレビ画面を眺めていたとします。

あなたは、どう思うでしょうか?

おそらく、腹が立つのではないかと思います。 相手に言わせれば、話は聴いていたのです。一応、相づちは打っていたのですから。でも、話しかけているこちらからすれば、話を聴いてもらっている気はしませんよね。

同じことは、会社でもよく起きています。部下から話しかけられたとき、パソコンや書類に目を向けたままで、部下の方に全く振り向かない。そんな上司は、決して少なくありません。

作業中

気持ちは分かります。特に、急ぎの仕事を抱えているときは、ついついそのままの姿勢で話を聴くこともあるでしょう。

しかし、部下から見れば、これは不満の種になります。

管理職研修では、2人がペアになり、互いの話を聴く演習をすることがあります。まずは、一人が話しかけ、もう一人は無視します。すると、人に無視される辛さを身を持って体験できます。

その後、今度は体ごと相手に向け、顔をしっかり見ながら話を聴かせます。ただし、聴き手は頷づいたり、相づちを打ったりしてはいけないという制約をつけます。

実はこれが難しい。意識を相手に向けて話を聴くと、あごが勝手に動くものなのです。それを禁止されると、人は話を聴いているふりをしながら、別のことを考えたりするものです。

そして最後に、相手の顔を見て、きちんと相づちを打ちながら話をするトレーニングをします。すると、聴き手は自然に相手の言葉を聴けることを実感できますし、話し手の方も、相手に聴いてもらっている実感が得られるのです。

部下から声をかけられたら、書類やパソコンから目を離して、相手の顔を見ながら、相手に意識を向けて話を聴きましょう。すると部下は、「この上司は私の話をきちんと聴いてくれる。私を理解してくれている」と感じてくれます。とてもシンプルですが、これだけで部下の指導はずっとやりやすくなるのです。

手を止める

聴き方というと、よく質問のスキルだとか相づちの打ち方だとか言われますが、そんなことはあまり気にする必要はありません。

とにかく、相手に意識を向けて話を聴くこと。これだけ。「お前の話を聴いているよ」という姿勢をちゃんと見せることです。

「意識の方向」を相手にきちんと向けて話を聴けば、部下はとても前向きな気持ちになります。また、表情を読むことで、部下の気持ちの変化をいち早く捉えることができるのです。

POINT 部下の目を見て、意識を向けて話を聴く

 

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挑戦する姿勢を見せる
第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【3】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

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