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第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【1】言動一致の姿勢を見せる

言動一致の姿勢を見せる|第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【1】

言動一致の姿勢を見せる

真珠湾攻撃などを提案し、日本海軍の軍人として名高い山本五十六は、部下を指導するために、こんな金言を残しています。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」 有名な言葉なので、ご存じの方も多いでしょう。

最初に出てくるのは「やってみせ」です。つまり、部下の前で自ら行動し、ロールモデルになるということです。

ここで大切なのは「言動一致」です。

言っていることとやっていることを、ちゃんと一致させること。当たり前じゃないかと思われるかもしれません。でも、これができていない人は、意外と多いのです。

「時間管理が大切だぞ」「納期意識を持つのがビジネスマンの基本だ」などと部下に説教しているくせに、本人は飲み会の翌日、会社に遅刻する。これでは、部下はついてきません。

研修でよく尋ねる質問

管理職向けの研修で、私はよく、「あなたは、面談するために、会議室で部下を待っていたとします。そのとき、部屋に入ってきた部下を立って迎えますか?」とたずねます。

会議室兼応接室

すると、多くの人は、「わざわざ立ったりしません」と答えます。中には、「部下を立って出迎えるなんておかしい」と抗議する人もいます。

その方に、「もし、あなたが座っているとき、会議室に私が入ってきたらどうしますか?」と聴いてみます。すると、ほとんどの人は「もちろん、立ちますよ」と答えます。お客様がきたら、立って迎えるのが礼儀だからと言うのです。

では、入ってきたのが役員だったらどうかとたずねると、やっぱり立つと答える人が 多い。なるほど、上司が入ってきたときにふんぞり返って座っていたら、こいつは無礼な奴だと思われるかもしれません。だから、立って出迎える気持ちは分かります。

しかし、部下はこうした行動を見ています。そして、こうした行動は、「この人は上司が入ってきたら席を立って出迎えるのに、部下にはぞんざいな態度をとるんだな。人によって態度を変えるんだな」と無意識にメッセージを送ることになるのです。

こういう人が、部下に対して「私は、部下の気持ちに立って考えている」と伝えても、部下は本気にしないでしょう。

なぜなら、言葉と態度が一致していないからです。

上司の態度で現場が変わるエピソード

そういえば、ある企業で支店長研修をしたとき、こんなエピソードを聴きました。

新しく赴任してきた支店長がお客様との商談を終えた後、飲み終わった茶卓を給湯室 に「ごちそうさま」と持っていったそうです。

給湯室

それを見ていた部下が「こんどの支店長は違う。この人がきたおかげで、支店が変わる」と驚いたそうです。それまでの支店長は、お茶を女性スタッフに片づけさせていました。それに対し、誰も疑問を感じていなかったのです。ところが、新しい支店長は、自分で給湯室に茶卓を持っていきました。

もし、この支店長が「みんなと一緒にがんばりたい!」と言えば、部下たちはきっと信じるでしょう。なぜなら、言葉と行動が一致しているからです。

普段は、全員で助け合おう、感謝し合おうと言っているのに、お茶を入れた部下に「ありがとう」の一言すらかけない上司もいます。

こういう人は、まさに言動不一致。部下からの信頼は得られません。一方、部下が部屋に入ってきても、お客様や役員と同じように、立って出迎える人であれば、「この人は、本当に部下を大切にするんだな。口だけじゃないんだな」と思われるでしょう。そういう上司は、かっこよく見えます。

あなたは普段、部下にどんなことを伝えていますか?

そして、それが行動で裏づけられているか、チェックしてみるといいかもしれません。「やる気が大切だ」と言いながら、自分が愚痴ばかり言っているなんて方はいませんか? 部下はしっかり見ていますよ。

POINT 部下は上司(リーダー)をよく見ている

 

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傾聴の姿勢を見せる
第3章 部下に上司の「姿勢」を見せる【2】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

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