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第1章 部下との「スタンス」を見直す【3】互いに感謝し合える関係をつくる

互いに感謝し合える関係をつくる|第1章 部下との「スタンス」を見直す【3】

互いに感謝し合える関係をつくる

人には、他人から認められたい、ほめられたい、感謝されたいという「承認欲求」があります。これは、食べたい、眠りたい、安全な暮らしをしたいなどと並んで、人間の基本的な欲求とされています。
眠れなかったり、暮らしの安全が脅かされたりすると、私たちはストレスを感じます。
そして同様に、人から認められない環境におかれてもストレスを感じるのです。

逆に、周囲の人から感謝や賞賛の言葉をかけられると、やる気がみなぎり、前向きな気持ちが湧きます。

前向きな気持ち

感謝を伝える場づくり

私の友人が経営している会社では、毎日「感謝の朝礼」を行っているそうです。経営者も含めた全員で毎朝1時間以上かけ、一人ひとりが昨日の感謝を伝えています。

最初に見たときは、「これほど長い時間を費やして大丈夫なのか?」と思いました。しかし、全従業員が生き生きと働き、組織全体が強い絆で結びついている様子を見ると、効果が上がっていることがよく分かるのです。「感謝の言葉」が秘めるパワーは、なかなか侮れません。

部下はリーダーを細かく見ている

私自身にも、「ありがとう」という言葉の大切さを痛感したエピソードがあります。
会社を設立して間もない頃でした。当社が担当していた大プロジェクトが終わり、お客様と当社の社員が一緒になって打ち上げを行いました。みんなで盛り上がっていると、突然、背中越しに、お客様と当社の従業員の会話が漏れ聞こえてきたのです。

「御社の大林社長ってどんな人ですか?」
話題の当事者としては、全神経を集中して聴かざるを得ない状況(笑)。私は、横に座っていた人の話など上の空。彼らの会話に耳を傾けました。
質問を受けたうちの社員は、「うちの社長はすごいんですよ」と答えました。
お客様「へぇ~、どんなところがすごいんですか?」
私の心の声(どんなこと言ってくれるんだ?仕事ができるとか、意思決定が速いとかかな……。ワクワク、早くほめてくれ!)
うちの社員「うちの社長はね、朝コーヒー入れてあげたときに「ありがとう』って言ってくれるんですよ!」
私は思わずずっこけました(笑)。そして、表情には一切出さないまま、心の中で「おいおい、そんなことかい!」とツッこんだわけです。
しかし、後で振り返ってみると、これはかなり大事なことだと考え直しました。
部下は、リーダーの一挙手一投足を、意外と細かく見ています。そして、

上司が部下に感謝の念を抱いていることを、深く心に刻んでいるものなのです。

「ありがとう」の一言でも職場の雰囲気を大きく変えられる

部下に用事を頼んでやってもらうことを「当たり前」だと捉え、感謝の一言も発しない上司もいます。しかし、これではいけません。部下に感謝を伝え、照れずに「ありがとう」と伝えることで、あなたと部下の関係や、職場の雰囲気を大きく変えられるでしょう。

全メンバーが「ありがとう」と言い合い、感謝の気持ちが伝わっている職場は、互いにカバーし合うことができます。

野球で言えば、サードとショートの間に飛んだ三遊間のゴロを、お互いに声をかけながら上手に守るようなものですね。一方、「人に何かをやってもらうのが当たり前」と考え、同僚への感謝の気持ちが薄い職場では、三遊間のゴロに飛びつく人はいません。そうした雰囲気の差が、チームのパフォーマンスを左右するのです。

部下の行為を「当たり前」から「ありがとう」にしていく

当たり前をありがとうに変える

どんなに口べたな人でも、部下とふれ合う中で「ありがとう」と伝えるのは、決して難しいことではないはずです。そこで、1日に何度、部下に「ありがとう」と言ったか数えてみましょう。もし、ゼロ回、あるいはごく少数しか言っていないようなら要注意。意識して、昨日より数多く「ありがとう」を伝えるようにしましょう。

職場の中に、「ありがとう」を言うタイミングは溢れています。部下の行為を「当たり前」と思わず、「ありがとう」と言葉に出すのが当たり前という考え方を、ぜひ、自分のものにしてください。

POINT 「ありがとう」の一言は、部下にもチームにも力を与える。

 

次の記事はこちら
部下が自分に何を期待しているのか、把握する
第1章 部下との「スタンス」を見直す【4】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

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