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第6章 部下の「内省」を促す【3】行動させるための第一歩を決める

行動させるための第一歩を決める|第6章 部下の「内省」を促す【3】

行動させるための第一歩を決める

最近の若手社員を見ていると、ミスを恐れる傾向が強いと感じます。
失敗を避けようと慎重になりすぎて、行動するまでの時間がかかりすぎるのです。

よく考えてから行動するのは、大事なことです。
しかし、考えすぎて動けなくなってしまうのはまずい。

そうした背景があるため、いろんな企業の教育担当者から、「もっと積極的になって欲しい」とか「言われたことはやるけど、言われないことはやらない」といった発言をよく耳にします。

決して、能力不足で仕事ができないわけではありません。
先のことを考えすぎるあまり、動けないのです。
ある意味、最近の若手は頭がいいんでしょうね。
ただ、仕事をする上では困りものです。

三冠王の逸話から学ぶ

バッターボックス

三冠王をとった当時の落合博満選手が、「なぜ三冠王をとれたんですか?」
という質問に「バットを振ったからだ」と答えたという逸話があります。
何を当たり前のことを、と思う人もいるでしょう。しかし、これは深い真理です。

空振りを怖がってバットを振らなければ、見逃し三振に終わってしまいますし、当然のこと、絶対に三冠王などとれません。

まずは、ミスを恐れず、勇気を出してバットを振ることが大切なのです。
ビジネスも同じです。考えているだけでは何も進みません。
実際に一歩を踏み出し、行動しなければ何の成果も上げられないのです。

分かっていても行動できない理由

皆、それくらいのことは分かっているのでしょう。
しかし、それでもなかなか行動に移せない人がいます。
研修をしていても、立派な行動計画は立てるけれど、行動に結びつかないという人はよく見かけます。

何が、彼らの行動を阻んでいるのでしょう。答えは2つあります。

ひとつは、すでに述べたような「ミスを恐れる心」。
そしてもうひとつは、「ゴールまでの距離があまりに遠いこと」です。

野球選手がいきなり三冠王を目指せと言われたら、あまりに目標が高すぎて途方に暮れてしまうでしょう。
同様に、仕事のゴールが抽象的でぼんやりしていたり、ゴールのハードルが高かったりすると、行動する前からできない理由を考えはじめて悩んでしまい、何もしないまま終わってしまいます。

行動の悩みを打開するキラークエスチョン

そんなときに役立つのが、「じゃあ、最初に何からはじめる?」というキラークエスチョンです。

この問いによって、部下に最初の一歩を踏み出させるのです。

「困難は分割せよ」という金言があります。

いきなり難しい目標を立てると挫折の危険性が高くなるが、目標までの道のりをいくつかに分け、それぞれを順序よくクリアすることで目標が達成しやすくなるという意味です。

例えば、今から20キロやせろと言われたら、どんな人でも無理だと思うでしょう。
しかし、1カ月に2キロずつ、10カ月かけてダイエットするなら不可能ではありません。
そして、「まずは今月中に2キロ減を目指そう」と、前向きな気持ちになれるでしょう。

上司の仕事は部下の行動を後押しすること

同じ目標を見つめる上司と部下

いきなり「この後どうするんだ?」と問いかけてしまうと、部下は動けません。
しかし、「何からはじめる?」と問いかければ、部下は「ここからスタートしてみます」と言えるでしょう。
そこで「よし、じゃあそれからやってみようか」と背中を押してやれば、まず一歩が踏み出せます。

そして、部下が行動を開始したら、さらに少しずつ「次は何をやる?」と促していけばいいのです。

一歩目さえ踏み出せれば、その勢いで進んでいけることも多いものです。
最初からあまり遠くを見すぎると萎えてしまいます。まさに、千里の道も一歩からです。
 「じゃあ、最初に何からはじめる?」という問いかけは、行動を促す魔法の言葉なのです。

POINT 行動を促すために、まずは何からやればいいかを明確にしてあげる

 

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部下にたずねて学び心を刺激する
第6章 部下の「内省」を促す【4】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

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