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第5章 部下に「成長」したことを感じてもらう【3】言葉や行動の裏にある感情を拾う

部下の悩みを引き出すには「感情」や「共感」を意識する

「部下が何か悩んでいるようだ。しかし彼からは何も言ってこない」、「仕事に悩みがなさそうに見えたが、何も相談されず急に退職した」など。実は問題に至るまでに、部下はいくつかのシグナルを発しています。どうしたら部下の悩みを引き出し、相談される管理職になれるでしょうか?仕事ができる人ほど「感情」や「共感」を意識してみてはいかがでしょうか。

目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本
第5章 部下に「成長」したことを感じてもらう【3】
「言葉や行動の裏にある感情を拾う」

言葉や行動の裏にある感情を拾う

私はさまざまな企業に出向き、研修を行っています。そこで出会った他社の社員から、後日、メールなどをもらう機会もよくあります。 その中で比較的目立つのが、若手社員から寄せられる「仕事、大変なんですよ」というメールです。

「仕事、大変なんですよ」というメールに隠された複数の意味

パソコンの前で困っている

私は彼らにとって、社会人としての基礎を教えてくれた先輩。もしかすると、ちょっとは敬う気持ちがあり(笑)、それで報告をしてくれるのかもしれません。また、私は上司ではなく、社外の人間です。そのため、上司にはしづらい相談を持ちかけたり、愚痴をこぼすのにちょうどいい存在なのでしょう。

ところで、この「仕事、大変なんですよ」というメールには、いろんな意味が隠されています。

一番多いのは、自分のがんばりを認めて欲しいという「承認欲求」です。これは、とてもほほえましいもの。受け取った私も、思わず笑みがこぼれてしまいます。

一方、深刻な意味が隠されているケースもあります。仕事や職場環境が本当に厳しくて、私にSOSを送ったもので、これには慎重な対処が必要になります。

表面的な言葉は同じでも、その裏には、いろいろな真意が隠れているものです。上司としては、部下の感情を的確にキャッチすることが大事だと言えるでしょう。

相手の言葉や態度から何を受け取っているか?

ここで問題です。あなたは男性で、好きな女性とデートにこぎ着けたとします。ところが、新しい靴でやってきた相手の女性が、途中で靴ずれを起こしてしまいました。女性はしきりに、「痛いなあ」と話しています。そのとき、あなたはどうしますか?

男性の回答で多いのは、「靴ずれがこれ以上ひどくならないように、喫茶店など座る場所を見つける」とか「ドラッグストアなどで、靴ずれの薬を買ってくる」というものです。女性が「痛い」と言っているので、それを解決する方法を見つけようとするわけですね。私も多分、同じように答えると思います。

ところが、女性の研修講師に言わせれば、「こういう答えを出す男性は、女心が分かっていない」とのこと。

女性がこうした発言をするときは、解決より先に共感を求めているのです。だから、 解決方法を提案してもピントがずれています。まずは、「ああ、靴ずれって痛いよね〜」 と、相手の気持ちにより添うことが大事。そして、共感していることを示してから解決方法を提示すれば、女性は満足してくれるのだそうです。

この話を聴いたとき、とても勉強になりました。

仕事ができる人ほど相手の「感情」や「共感」を意識してみよう

表情や行動に注目する

管理職の中には、相手の気持ちに共感する姿勢が薄い人もいます。特に、仕事ができ、何事も合理的・ビジネスライクにこなす人ほど、そうした傾向が強いと言えるでしょう。

でも、部下の悩みを引き出すためには、まず、相手の気持ちに気づいてやることが大切。ちょっとした会話やメールなどの裏側に秘められた、さまざまな感情に気づいてあげましょう。

感情は表情に現れやすい

感情が最も現れる場所は、やはり表情です。にこやかな顔で、明るく張りのある声で話しているなら、心配はないでしょう。一方、眉間にしわを寄せ、暗い声で話している部下を発見したら、いち早く対応が必要です。

こうした細かい変化を見逃さないためには、やはり、部下と正面から向き合うことが大切です。話をするときは相手の目をきちんと見て、変わったところがないか観察するようにしましょう。

表情以外にも日々の行動の変化に注目

ただ、中には表情にあまり出さない部下もいます。そんなときには日々の行動の変化に注意しましょう。

例えば、口数が少なくなってきたとか、遅刻や納期がぎりぎりなど時間にルーズになってきたときも注意が必要です。 一人遅くまで残業が目立つようになってきたなどしたら、さりげなく声がけなどをしていきましょう。

人は、調子のいいときもあれば、悪いときもあります。常に気持ちが安定しているわけではありません。まずは、部下の気持ちの変化に気づくことが大切です。  

POINT 部下の言葉の裏に隠れている気持ちを考える

 

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結果よりプロセスをほめる
第5章 部下に「成長」したことを感じてもらう【4】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

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投稿by ノビテクBlog管理人
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