【Job rotation】じょぶ ろーてーしょん
ジョブローテーションとは、従業員の能力及びモチベーション構築、組織全体の把握などを目的とした人材マネジメント施策の一環であり、人材育成計画に基づいて行われる戦略的な異動のことです。
戦略的人事異動や計画的人事異動とも呼ばれ、部署や勤務地が変更になる場合や、同じ部署内で業務・職務内容が変更になる場合があります。組織にとっては、適性配置、業務の効率化、早期離職の防止、属人化防止などの効果が期待されています。
終身雇用の時代には、幅広い知識・スキルをもつジェネラリストの育成を目指したジョブローテーションが主流でした。人材の流動性が高くなった現在は、一人一人のキャリアの意向と成長を鑑みたジョブローテーションが必要になってきています。
これまでは、終身雇用を前提とした人材育成が主流であったことから、ジョブローテーションにより社内を横断的に異動しながら業務経験を積みネットワークを構築するジェネラリスト(主に経営幹部候補)が育成されてきました。
近年、IT技術の発達、多様化する価値観の浸透、ビジネス構造の高度化・複雑化などにより、幅広く業務を把握しているジェネラリストだけではなく、特定の業務に深く精通する専門性も一層求められるようになりました。
そのため、人材戦略に基づくジョブローテーションが一層求められています。
人事異動、 社内公募制度、 ジョブ型