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OJTで新人若手が抱える
“3つのお悩み”解消で育成文化を醸成

人材育成の意識が高まる一方、OJTトレーナー(育成担当者、教育担当者)は、多くの課題を抱えています。スキルや知識の不足、実務の多忙さによる放置や孤立、周囲とのコミュニケーション、ストレスやプレッシャーなど。

新人・若手の離職を防ぎ、育成を進めていく上で、どのようにして職場や組織全体で育成を支援していくのか、OJTによくある課題とその解決策をご紹介します。

以下の方におすすめです

  • OJTに悩んでいる人材育成担当者
  • 組織全体で育成を進めていきたいと考えている人材育成担当者
  • 新人だけでなく、指導者のスキル、モチベーションアップをしたいと考えている人材育成担当者

OJTとは?

On the Job Training (オン ザ ジョブ トレーニング)の略。OJTは、新人や部下・後輩に対して、職務上の先輩や上司が、仕事や業務を通じて指導し、必要な知識やスキルなどを身に付けさせる育成手法。引用:OJT|人材開発用語|株式会社ノビテク

トレーナーの大きすぎる負担

普段の業務に加え、育成業務を任されたトレーナーだけに負担がかかっている課題です。その結果、トレーナーのモチベーションが低下、コミュニケーション不足から新人を放置、さらには離職を検討するまでに。

OJTあるある
「トレーナーのトレーナーがいない!」

困っている女性

若手社員のAさんは入社してから数年経ち、自分のことで精いっぱいながらも、やっと仕事をこなせるようになってきた。そんなある日、Aさんがいつもの業務に勤しんでいると、上司から呼び出しが。

上司「Aさんに来週から配属される新人の教育係になってもらいたいんだが」
Aさん「教育係っていうと」
上司「Aさんも先輩に仕事を教えてもらっていたでしょ、あの感じ」
Aさん「あぁ、あれですね、オージェー…」
上司「そう、OJT。OJTトレーナーとして、部署の仕事を一通りレクチャーして欲

こうしてAさんはOJTトレーナーに抜擢されました。責任感の強いAさんは、新人指導に不慣れながらもトレーナーとして奮闘しています。

新人「Aさん、入力の仕方、これで合ってますか?」
Aさん「うん?えーと、これはね…」
上司「Aさん、ちょっといい?稟議書なんだけど、資料できてる?」
Aさん「あ、少々お待ちください。できてはいま…いませんでした、用意します!」

忙しい女性

普段の業務に追加して育成業務に当たらなければならなくなり、自身もまだまだ教えてもらいたいことも多く、不安と負荷がかかってきました。

新人「Aさん、あの、この間の資料の必要項目なんですが、わからないことが」
Aさん「ちょっとまって、ちょっと、これだけ片付けるから」
新人「はい、あの、はい…」
Aさん「ごめん、あと5分後くらいに」

Aさんがふとオフィスを見ると、無数の人が黙々と自分の業務に取り掛かっている。

自身の業務を優先すると新人を放置することになり、新人を優先すると自身の残業や負担が増える。周囲はトレーナー業務を担当しておらず、かつ、それぞれが自身の仕事で手一杯のため、助けてもらうことができない。

Aさんの心にはこんな想いが渦巻いています。

ツライ。トレーナーのトレーナーがいなくない?トレーナーのやり方を教えて欲しい!仕事と両立させるなら周りも助けて欲しい!

次第に業務に対するモチベーションが低下。Aさんの頭には「離職」の文字がよぎる─。

このようなケースを避けるには、どうしたら良いでしょうか?

新人と担当者だけでなく職場を巻き込んだ育成文化醸成

Aさんは、自分の業務とトレーナーの二役に苦しんでいました。新人育成を任されたということは、業務理解と能力があります。そんな優秀なAさんだからこそ、周りがサポートの意識をもてていなかった例です。

OJTをする意味目的を、職場全体が理解し、サポートする仕組み作りが必要です。その第一歩として、新人と指導担当者(トレーナー)だけでなく、職場全体を巻き込んだ「育成文化の醸成」が効果的です。

【Point】
・周囲を巻き込み、組織での育成の意識向上
・トレーナー自身の育成スキルアップ
・職場内のコミュニケーションの活性化

OJT研修のお悩み、ご相談ください

2005年設立。取引実績1100社以上、講師数220名以上。お客様の課題やニーズに合わせ、専門家や講師と共に企画して最適な研修をご提供します。
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トレーナーと新人のすれ違い

新人の配属先がトレーナーと異なり、お互いにどうコミュニケーションを取ればいいのかわからない。相手が何を求めているのか、どうしてほしいのかが分からない。

OJTあるある
「質問や相談は、新人からしてくるはず」

わからなくてお手上げの男性

トレーナーのBさんは担当新人と物理的にすれ違いの環境にある。

Bさん「僕が? だって、総務部の新人ですよね?」
営業課長「ほら、Bさんの同期の子、産休に入っちゃって」
Bさん「だとしても、僕、総務のこと何もわからないですよ」
営業課長「そうそうそう。そうなんだけど。メンターとして相談にのってあげるって役割をお願いしたいんだ」
Bさん「はぁ…相談相手ですか」

OJTなのかメンターなのか曖昧なまま、しぶしぶとトレーナーを引き受けたBさんは技術営業。仕事によっては一人で現場に向かうことが多く、事務所は不在がちに。担当新人とは社用のチャットでやり取りはしているが、お互いにどう思っているか、何を期待しているのか、ゆっくり話ができていない状態だ。

総務部長「Bさん、最近うちの新人、元気がないんだよね、何か知ってる?」
Bさん「いえ、特には」
総務部長「そう…」
Bさん(そういえば、あの子、何にも聞いてこないな)

─チャットにて

Bさん『お疲れ様です。最近何か困ったことありますか?』
新人『お疲れ様です。特にありません、大丈夫です』
Bさん『総務部長が心配してたよ』
新人『・・・(と何かを書いている様子)』

Bさん(なんかあるのかな?)

と待ってみたものの、なかなかレスはつかなかった。

一方、新人も悩んでいた。トレーナーであるBさんが忙しそうで、いつ声をかけていいのか気を使ってしまう。ましてや部署が違うため仕事の相談もしづらい。

総務部長「指導不足で申し訳ないけど、なにかあったら言ってね」
新人「はい、大丈夫です。できることを頑張ります」

総務部長が席を離れた後、新人はスマホを取り出した。
その画面には、Bさんへ送れなかったチャットの大量の下書きが。スマートフォンを持つ男性

営業部長「どう?メンターのほうは?」
Bさん「いまのところ大丈夫だと思います」

コミュニケーション不足で、新人とBさんは、お互いの関係値がうまく築けていないのは明らかだった。

Bさんの心にはこんな想いが渦巻いています。

レスもないし、なにかあれば、向こうから話してくるだろう。部署が違うからなかなか会えないのが気がかりだけど…。

このようなケースを避けるには、どうしたら良いでしょうか?

トレーナーと新人の関係構築

Bさんは、部署違いの当事者性の希薄さから、何かあれば新人から聞いてくるだろうとスタンスを決めてしまい、各部の部長お二人も、OJTにはならないだろうが、歳の近い先輩後輩の立場から新人のフォローをしてもらえれば、と考えています。

こうした場合は、OJTやメンター制度の形式的な枠組みではなく、ペアになった二人が、お互いの人間性や求めるものをよく知り、そのためのコミュニケーションを活性化させるように、上司など部門長が率先して環境整備に努めることが必要です。環境整備としてまず行うことは、対面して雑談をする機会(時間)を設けることです。

そうした時間を上長から積極的に設定し、安心してコミュニケーションが取れる状況を作ることで、OJTのねらいを果たすことができます。

【Point】
・お互いの人間性や求めるものを知る
・コミュニケーションの活性化
・新人とトレーナーがコミュニケーションを取れる場を上長が設定する

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育成方針の不明確さ

いつまでに、何を、どこまで教えたらいいのか、どこから手を付けたらいいのか、トレーナーに何を求めているのか、育成のゴールイメージが分からない。

OJTあるある
「OJTで何を成果にするの!?」

考える男性と女性

育成計画表を作る文化が社内には無く、それぞれのトレーナーがそれぞれの思いで指導を行っている。

Cさん「資料はさ、まずは一旦80%くらいまで完成させちゃおう」
新人「どういう資料を作ればいいんでしょうか…」
Cさん「とりあえずで叩き台作ろう、それなら見る人が指摘しやすいから!」
新人「そ、そういうものなんですか…」

─そして上司レビュー。

上司「うーん、これは…。Cさんからなんて指導受けたの?」
新人「とりあえず80%くらいまで完成させちゃおうって言われました」
上司「あー。そ、そっかー。うん、そうね、わかった。メモしてくれる?」
と、上司がCさんの指導の代わりにフォローをします。

会社側がトレーナーに求めることや、新人の成長のゴールイメージをきちんと伝えていないため、教育環境に差が出てしまっている。

Cさん「あの、資料ダメでした?」
上司「あのさ、最初はなにかお手本見せたりしたほうがいいんじゃない?」
Cさん「お手本ですか。なるほど、参考になります。他にございますか?」
上司「それは、まぁ、追い追い、業務の中でって感じかな」
Cさん「了解です!」
上司「他の新人は、そこそこ整った資料出してきてくれてるから、指導よろしくね」
Cさん「そうなんですか?新人にも優秀さのバラツキあるんですかねー」

新人も自身がどれほど成長できたのか、何が出来るようになったのか、次は何を意識的に取り組むのか、振り返りや棚卸し、目標設定がうまくいかずに迷走。

新人「これはいつまでに仕上げれば?」
Cさん「できる範囲で、なるはやで!」
新人「で、では、あの明後日でもよろしいでしょうか?」
Cさん「大丈夫かも。でも、明日できたらいいかもしれない」
新人「明日…のほうが良いでしょうか?」
Cさん「明日の方がいいけど、やっぱり慣れもあるし、ゆっくりでいいよ!」
新人「明日までに頑張ります、またご相談させてください」
Cさん「できる範囲でいいから!大丈夫!」

トレーナーは新人の育成状況を上司にうまく伝えられず、その結果、上司が判断しづらく、結果、効果的な育成の施策が打てていない状況。

上司「Cさん担当の新人くん、状況はどうかな?」
Cさん「いやー、まだ慣れてないんで、そこそこですかね」
上司「そこそこって?」
Cさん「質問が多いんで、質問が出ないように教えていかなきゃなと」
上司「そう。何が難しそう?」
Cさん「全般的にですかね。仕事の流れが理解できていないかもしれませんので、全般的にですね」
上司「そうなんだ。ありがとう。私はどうしたら良さそう?」
Cさん「え?その…。任せてください!私がしっかり面倒みますので!」

指摘する男性、耳を塞ぐ女性

と、はっきりしないトレーナー面談が終わり、新人は成長が鈍化し、Cさんも何を教えたらいいのか手探り、上司も明確な指針が打てないで新人1年目が過ぎていく─。

Cさんの心にはこんな想いが渦巻いています。

自分のやり方で教えてるつもりだったけど、もしかして間違ってる?だったら上がどうして欲しいとか、もっと言って欲しいなぁ。新人に全部やり方教えてる時間もないし。

このようなケースを避けるには、どうしたら良いでしょうか?

年間育成プランの作成と、継続的な研修プログラム

このケースのCさんは、かなり仕事に慣れ、”新人のわからないこと”がわからない状態にあります。また、新人の育成方針を指示されていないため、自分基準で指示や指導を行っています。自身が成長することと、他者を成長させることは似て非なるもの。経験が浅いOJTトレーナー(育成担当者)は、そこのところへの対応に慣れておらず、単純に自分のやり方やスピード感をそのまま新人に求めてしまいがちです。

まずは、会社における人材としての共通のゴールイメージを定め、そこに向かって、定期的に振り返りやスキルアップを繰り返しながら、育成を進めていくことが肝要です。

【Point】
・育成のゴールイメージを上司とトレーナーで定める
・定期的な1on1や育成状況の報告、必要に応じたスキルアップを繰り返す
・上司、トレーナー、新人のコミュニケーションの活性化

OJT研修のお悩み、ご相談ください

2005年設立。取引実績1100社以上、講師数220名以上。「自己効力感」を「やれる気」(成功期待感)へと高めていきます。
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OJTのお悩みも様々、研修プログラムも様々

3つのよくある課題をご紹介させていただきました。
それに対して、ノビテクでは以下のOJT研修をベースに、お客様のご要望に合わせてトレーニング内容をカスタマイズして提供しています。

それぞれどう違うの?など、なかなか伝わりづらいこともございますので、ぜひ一度ノビテクにお声がけいただければ幸いです。

よくあるご質問

OJT研修の対象者は?
トレーニー(新人)とトレーナー(指導担当者、育成担当者)が対象です。育成の組織風土を作っていくために、トレーナーの上司にも研修内外でご協力いただく場合があります。
OJT研修の期間は?
ご要望に合わせてご提案致します。お勧めは1年間かけての継続的な施策(例:年4開催)です。研修と研修の間では事後課題や現場実践等を実施していただき、定期的に振り返りを行いながら、育成を進めていきます。なお、1開催のみの場合でも、ご要望に合わせて事前・事後課題をご提供致しますので、お客様社内で継続的な振り返りを実施していただくことをお勧めいたします。
1開催あたりの時間は?
ご要望に合わせてご提案致します。終日開催のご要望が多いですが、ご要望に合わせて半日でのプログラムもご提供しております。
実施費用は?
20万円〜と幅がございます。お気軽に営業担当までお問い合わせくださいませ。貴社ご企画のご要件やご要望をお伺いさせていただき、御見積り致します。
対面とオンライン、どちらの形式でも実施可能?
どちらも可能です。対面の場合は、貴社ご指定の会場へ講師が直接お伺い致します。オンラインでは、貴社でお使いのオンライン会議ツール(zoom等)で実施が可能です。演習内容によっては対面のみで実施可能なプログラムもございますので、お気軽に営業担当までお問い合わせくださいませ。
実施までの流れは?
大きく分けて、ご検討期間、準備期間、実施、実施後があります。
「研修実施の流れ」をご覧ください。
実施までの期間の目安は、傾向としてご相談から早くても2、3ヶ月後が一般的です。

資料請求-OJT導入ガイド

計画的な人材育成をはじめるためのOJT導入ガイド

OJT導入ガイドをギュッとコンパクトにまとめた「計画的な人材育成をはじめるためのOJT導入ガイド」をリリースしました。関係者間で共通認識が得やすく、わかりやすいOJT導入ガイドです。ぜひ、資料請求をご利用ください。

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