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第1章 部下との「スタンス」を見直す【6】部下のタイプを大雑把につかむ

部下のタイプを大雑把につかむ|第1章 部下との「スタンス」を見直す【6】

部下のタイプを大雑把につかむ

人にはそれぞれ、個性があります。100人の部下がいれば、性格も能力も100通り。本来は、一人ひとりに応じて指導方法を変える必要があります。ただし、部下の数があまりに多い場合や、知り合って間もない部下を相手にする場合は、一人ひとりの個性を見極めるのが難しいはず。そんなとき、部下をある程度「タイプ分け」すると、マネジメントや育成の仕方が工夫しやすくなります。

まずは、部下を「理」と「感」の2タイプに分けてみましょう。

「理」タイプは、物事を論理的に捉える人々です。

「理」タイプ

左脳を使い、分析的に考えるのが得意。「その根拠は何ですか?」など、会話の中で論理的な疑問・質問を多くぶつけてくる人や、「どれくらいの売り上げが出たのですか?」など、具体的な数字などを気にするタイプが当てはまるでしょう。

「理」タイプは、さらに「合理的に大枠で捉える理タイプ」と「細かく具体的に考える理タイプ」に分けられます。

前者は、詳細より合理性を大切にします。会話の中では、客観的な表現をよく使う傾向があります。例えば、「それを裏づける根拠は何ですか?」など。また、議論の中でも理詰めでクールに根拠や証拠を求めることが多いです。

一方後者は、曖昧な表現で指導されると不安がり、ガイドラインや手順をきちんと求めてくる傾向にあります。例えば、「具体的にどういう手順で実施しますか」など、仕事の目的や計画を細かく聴いたり、上司の話を細かくメモしたりします。

一方、「感」タイプは右脳を使い、フィーリングで思考・行動する人々です。

「感」タイプ

例えば、「わくわくしますね」「楽しく仕事しましょう」といった、前向きな感情を表すことが多い人は、典型的なパターンだと言えます。また、「ちゃっちゃっとやって」「ここはバーンと進めましょう」のように、感覚的な表現をする人もこのタイプに多いです。

こちらもさらに、「夢を好む感タイプ」と「人を好む感タイプ」に分けることが可能です。

前者は、ビジョンや変化を好むケースが多いです。また、直感で行動する傾向があり、好き嫌いが分かりやすいのも特徴です。会話の中に「何かそんな感じがしたんですよ」「そのコンセプトは何ですか?」と全体的かつ未来志向的に考えます。

一方、後者は、「ヒト」にフォーカスした発言が多い傾向にあります。例えば、「皆さんはどう考えているのですか」など、何(What)よりも誰(Who)を重視します。社交的で、周囲の人に関心が高いのです。

ほめかたは伝わるように使い分ける

「理タイプ」には、感情面で訴えても効果は薄いです。数字や根拠をもとに、筋道を立てて話す方が分かってもらいやすいでしょう。

ほめるときも、より具体的な事実に基づいたほめ方をする方が効果的。例えば、「あなたの報告書は、データが最新でとても分かりやすかった」「TOEICで800点なんてすごいね」など、客観的データに基づいたほめ方が心に響きます。

「感タイプ」なら、感情にフォーカスした話し方が有効です。ほめるときも、多少、具体的でなくても数多くをほめることを意識しましょう。

「面白い、楽しい、あなたのおかげで助かっている」など自分の気持ちを素直に表現する方が、部下の心に伝わるのです。

部下のタイプだけでなく、自分自身のタイプや傾向も意識するといいでしょう。あなたが「理タイプ」なら、部下には具体的なデータをもとに報告するよう求めると、仕事がうまく回りやすいでしょう。
また、互いがどのタイプか分かっていれば、円滑なコミュニケーションにも役立つはずです。

あくまでガイドラインとしての参考に

しかしながら、人間を4タイプに分類して全てを理解しようとするのは、ある意味で乱暴なやり方です。こうした考え方は、あくまで「ガイドライン」のひとつだと考えましょう。人は全てのタイプの要素を持っています。あくまで傾向(傾き)として捉え、部下指導やコミュニケーションの参考にしてください。

POINT 部下のタイプに合わせて対応を変える

 

次の記事はこちら
「三言目言葉」で部下の心を開く
第2章 部下と関わる「場・環境」をつくる【1】

 

この記事は、2014年発刊の大林伸安・著である書籍「目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」に変える7つのこと (アスカビジネス) 」を基に、メールマガジン「ノビテク通信」向けに再編集、配信した「目標達成し続けるリーダーの「部下」を育てる7つの基本」です。内容や名称、肩書きなどは当時のままとなっておりますことご了承ください。

著者:大林伸安(おおばやしのぶやす)

大林伸安

株式会社ノビテク 代表取締役
教育担当者支援マガジン NOBETECH MAGAZINE 発行人
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA) 、アクションラーニング学習コーチ。

教育研修事業、講演事業、情報発信事業など人材育成に関わる事業を展開する。日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてプロデュースし、完遂させた実績を持つ。競合会社の経営者が集う「研修業界経営者サミット」では、業界のリーダーたちと研修業界の未来を一緒に考える。

著書:
『仕事が楽しくなる!25のルール』 ダイヤモンド社
『目標達成し続けるリーダーの「できない部下」を「デキる部下」 に変える7つのこと』 明日香出版

大林伸安の講師プロフィール

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投稿by ノビテクBlog管理人
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