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北田雄夫 - レースの舞台は「地球」! - イチオシ講師

北田雄夫【第1回】レースの舞台は「地球」! – イチオシ講師

北田 雄夫

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2020年09月29日

[NOBETECH MAGAZINE イチオシ講師]北田雄夫 レースの舞台は「地球」! もっとも過酷かつ魅力的なマラソンを駆け抜ける

「ゴールした瞬間、自分のなかで何かが大きく変わったと感じました」

「アドベンチャーマラソン」という世界がある。砂漠や雪山、ジャングルといった壮大な自然の中を数日、時には1か月近くの期間をかけてゴールを目指す。命を落とすリスクすらある、いわば「常軌を逸した」
挑戦だ。この過酷を極めるレースに挑み続け、日本人初の世界7大陸アドベンチャーマラソン走破を達成したのが、北田雄夫という男だ。限界を超えた先にどんな景色が見えたのか、語ってもらった。
(※本記事は、2020年10月1日発行のノビテクマガジンに掲載された記事を再構成しました。)

猪俣奈央子≫ 文

北田 雄夫(きただ・たかお)

アドベンチャーランナー
1984年生まれ、大阪府堺市出身。中学から陸上競技をはじめ、大学3年時に日本選手権第3位に輝く(4×400メートルリレー)。就職後もマラソンやトライアスロンなどの経験を積み、30歳で退職してからはアドベンチャーマラソンに参戦。2014年の初レース(ゴビ砂漠)を皮切りに、世界各地の極限的な環境で走り続けている。2017年に日本人として初めて、世界7大陸(アジア、ヨーロッパ、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極)で開催されるアドベンチャーマラソンをすべて走破した。

「世界の果て」をひた走る 圧倒的なスケールに奮い立つ

グランドキャニオンを273キロ、マイナス30度のアラスカを240キロ、灼熱のサハラ砂漠を1000キロ――。食料や衣類、寝袋といった大荷物を自ら背負いながら、自分の身ひとつで前進し続ける過酷さ。小説や映画の話ではない。これは現実に存在する競技なのだ。「数十キロごとに設けられたチェックポイントを通過しながら、タイムの合計で順位を競うのが基本的なルール。エリアごとの制限時間をオーバーすれば失格。サポートを付けることも禁止。ほとんどの大会で、賞金はありません」

そう語る北田氏がアドベンチャーマラソンの世界に飛び込んだのは、30歳のときだった。学生時代には陸上短距離の選手として活躍したものの、メーカーの営業職として就職後、一時的にスポーツから離れる。しかし、自身の可能性に挑戦したいという思いを捨て切れず、会社勤めをしながらマラソンやトライアスロンに挑戦。〝次なるチャレンジ〞を探していたとき、偶然にもインターネットを通して知ったのがアドベンチャーマラソンだった。「世界の果てとも思える大自然のなかを数百キロも走るというケタ違いのスケール。ひと目見たときから、もうワクワクが抑えられませんでした」

恐怖や躊躇よりも、新しい世界への興味が勝った。競技に専念するため、それまで勤めていた会社を辞することを決意。1年かけて準備やトレーニングを重ね、アドベンチャーランナーとしてデビューした。「初挑戦はゴビ砂漠を7日間かけて250キロ走るレースで、肉体的にも精神的にも本当に厳しかったです。広漠たる大地を駆けながら実感したのは、人間のちっぽけさ。そして、ゴールした瞬間、自分のなかで何かが大きく変わったと感じました」

無謀とも思える挑戦を乗り越えた北田氏。その胸にわき上がったのは、「この道をもっと極めたい」という思いだった。

レースの舞台は「地球」! 北田雄夫

「衣食住」を背負いながら道なき道を行く不安と喜び

アドベンチャーランナーに必要なスキルは、一般的なアスリトとはかなり異なるという。「レース中、足のケガや熱中症などの体調不良は当たり前。病原菌を媒介する虫や毒蛇に遭遇する、極寒の地で凍傷になったり、極度の疲労で幻覚が見えるといったことも経験しました」

何日もかかる競技の間、どんなアクシデントがあろうと自己責任。所持品を使って何とか対処し、前に進まなくてはならない。不測の事態に備えて周到に準備を重ねるという意味では、勝負はレース前から始まっているのかもしれない。

「衣食住に必要なものをほとんど持ち歩く必要があり、総重量は5〜15キロほどになります。たとえば、アマゾンのジャングルでは、食料や医薬品のほか、強力な虫よけスプレー、川の水を飲むための浄水剤、地上の外敵から身を守るためのハンモックなどが必須でした」

大会によってはGPS機器を使用しながら、目標物がない道をひたすら進んでいくという。「ノンストップレースの場合は、1日にどれだけ進むのか、いつ、どれくらい仮眠や食事をとるのかも自分次第。競技ですから、もちろん上位を狙いたいという気持ちもあります。健康を保ちつつ目標順位を達成できるラインを見極めるため、常に複雑かつギリギリの判断を迫られている状態です」

レース中は、他のランナーと出会わないことも多い。完全なる闇に包まれる夜間は、孤独との闘いがとくにこたえるという。アラスカでのレースのとき、4日間で5時間しか眠らなかった北田氏は、ついに幻覚を見た。「そのときは、足元を照らすライトだけを頼りに、純白の雪道を夜通し歩き続けていました。やがて、周囲の雪がベッドに、凸凹している部分が枕に、そして側道に家がずらっと立ち並んでいるように見えてきて……。よほど人恋しく、そして眠かったのでしょうね」

永遠に続くかのような時間をやり過ごし、ようやく迎えた夜明けの美しさは、言葉になら
ないものだった。

レースの舞台は「地球」! 北田雄夫

雪と寒さの中を耐え抜いた南極250キロ。息をのむほどの絶景とゴールの達成感は最高。

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