facilitator

やれる気講師

'やれる気'を醸成し'行動'を促します

講師紹介

石川 邦子

ノビテクの『やれる気講師』の石川 邦子講師を紹介します!
石川 邦子

プロフィール
大手情報サービス業「トランスコスモス株式会社」入社し、様々な分野で活躍し、1994年役員に就任、オペレーション部門・人事・採用・研修関連の統括として5000人の部下を管理統括する。女性のトップとして先駆者的な存在として活躍する。最終役職、専務取締役。
その後ナチュラルウィルを設立し、キャリア開発やメンタルヘルス、女性活用に関するコンサルティングや研修を実施している。




自分の可能性に挑戦してみる

私は結婚退職をして専業主婦になるのが夢でした。そんな私が、26年もひとつの企業で働いて、役員にまでなった過程には、色々な転機がありました。


入社して4年目になったころ、1回目の転機が訪れました。中堅になって、仕事にも慣れて、マンネリを感じはじめた時期の出来事です。職場では残業が毎日続いていて、事業所全体が疲弊しており、一触即発の不穏な雰囲気がありました。

そんな時、係長が外出の間に、リーダーの一人が、仕事の納期をメンバーに教えてしまったのです。その日は、納期から考えると無理に残業をする必要はありませんでした。月間の売り上げ目標やスケジュールからすると残業をする必要はあり、当然、管理者としては残業予定を立てていました。しかし、末端のメンバーには、そのようなことを理解できるわけもなく、ボイコットをする話が持ち上がっていました。私は、問題を未然に防ぐために、係長と交渉して、残業予定を変更してもらったのです。

しかしそのことで私は、上司の意向に反発して、後輩を扇動した「問題児」としてレッテルを貼られてしまったのです。真意を理解してくれない上司や会社の理不尽さに嫌気がさし、退職も考えました。

そんなとき、本社から面接にきた課長が、私の話をきちんと聴いてくれて、私を理解してくれたのです。そして、福岡支社立上げという、新たな成長の機会を与えてくれました。
四面楚歌の状態で、自分を評価してくれる人がいる、単純な私は、そのことが嬉しくて、この課長の期待に応えたいと思うようになり、福岡行きを承諾したのです。
この福岡への長期出張が、私の1回目の転機となりました。今振り返れば、あのまま事業所にいたら、現状に満足し、古株として慢心した社員になっていたでしょう。


辞めるのはいつでも辞められます。少しでも自分の可能性を信じてくれる人がいて、そしてチャンスを与えてくれるのなら、挑戦してみることです。挑戦することで、必ず何かを得ることができるのです。

また反対に、問題児を厄介者とみなして、切り捨てるのは簡単なことですが、その人の良さを見つけ出し、活かす方法を考えるのは、個人にとっても企業にとっても重要なことです。
その課長が、そんなふうに考えてくれたかは、定かではありませんが、この課長の提案により、私の新たなキャリアが展開していったのです。


みなさんは、良いことだと思って行動したことが、反対に受け取られてしまって、戸惑ってしまうことや、理解してもらえない悔しさを感じた経験はありませんか?
思い通りに行かないことや、「なぜ私がこんな目に??」と思うようなことが続いてしまう経験はありませんか?

そんな「低空飛行」の状態が続くときには、私はこう考えることにしています。
「これには何か、意味があるのだ」「これは神様から与えられたレッスンだ」と。
出口のないトンネルはなく、必ずそんな時期を乗り越えられる日がきます。そして、後から振り返ると、試練を乗り越えたことで成長している自分に気づくことができます。

人間の可能性というのは無限大です。自分の可能性を信じて、試練さえも成長のチャンスとして、挑戦してみることで、新たな自分に出会えるのです。