facilitator

やれる気講師

'やれる気'を醸成し'行動'を促します

講師紹介

村上 由美子

ノビテクの『やれる気講師』の村上 由美子講師を紹介します!
村上 由美子


プロフィール
コンピューターメーカに勤務し、ネットワーク管理のパッケージ開発や顧客サポートシステムの開発に携わった後、社内SE向けの教育やスキル管理業務に従事する。キャリアカウンセリングや教育を専門としてエンジニア派遣企業に勤務、その後、ビジネスサテライトを設立。SE提案力強化やプロジェクト管理研修の講師、研修関連プロジャクト管理などを行う。



私の歩く道―山登りと仕事―

『山』を想像してみてください。どんな山でも構いません。


ヒマラヤやアルプスのような山脈の稜線や、セントヘレンズや富士山のような孤高にそびえるもの、実家に近い名もない小山。登山や山歩きなどの趣味を持つわけではありませんが、どれもとても美しいと思います。
遠くから見ると風光明媚な山々も、その麓に入ると、生い茂る藪や立ち塞がる木々に行く手を阻まれ、なかなか身動きがとれません。もちろん、そんな所からは素晴らしいはずの頂上は見えず、自分が一体どこに向かっているのか分からなくなってしまいます。


ビジネスの世界に身をおき20数年を経て最近ふと、今まで歩いてきた道程が、
とても山登りのプロセスに似ているなぁ、と思うのです。
新入社員としてキャリアをスタートした頃は、美しい頂上に立つカッコいい自分を夢に描きます。しかし、登り始めるとそううまくはいかないことに気づきます。辺りは障害物だらけ、道もあるようでないようで、先輩や同僚の声を頼りにただ歩くしかありません。上はどちらかどころか、右も左もわからない。果たして登っているのか、もしかして下っているのではないか、さっき通った道ではないかと思うこともあります。疲れて休もうとすると叱咤され、足を引き摺りながらとにかく歩きます。やっと取れた休息には、疲れ果てて眠るばかりです。もちろん頂上なんて視界に入りません。あれ?自分は一体なんのためにこんなに迷っているのだろう?疲れているのだろう?考える暇もなく、また歩くのです。正直、結構しんどいものです。


ところが、ある時ふと辺りを見渡すと、少し前に自分がいたところが眼下に見えてきます。なんと、ほんのわずかだけど自分は登っている!これに気づくと、俄然仕事は面白くなってきます。さらに進むと、突然視界が開け、頂上がちょっとだけ見えてきます。近づくにつれ、一つだと思っていた頂上が実は複数あったりすることもわかります。すぐにまた頂上は見えなくなるのですが、それでも登っているという自信で足取りは軽くなります。勾配はきつくなり、空気は薄くなり、実はどんどん厳しくなってきているはずなのに・・・。


しかし、良いことばかりではありません。崖から足を滑らせたり、落石に遭ったりして沢に転落します。ああこのまま流れに身を任せていればラクに麓に戻れる・・・と、疲れた体と滅入った気持ちがささやきます。それなのに、心地よい決意の邪魔をするかのように、崖の上からロープが降りてくるのです。先輩・後輩・同僚やパートナーにクライアントまで、声をそろえて登って来いと呼びます。崖を登るのは今まで以上にしんどくなります。その上、また落っこちてしまうかも・・・。でも、嬉しいのです、なぜかわからないけれど、嬉しくてうれしくて、ついついロープを掴んで全力で崖を登ってしまうのです。
実は、崖から落ちたのは一度や二度ではありません。まだ頂上には辿り着けていませんし、なぜか頂上の形もその高さも新入社員の頃に見たものと変わっているような気もします。でも、登らせる何かが仕事にはあるのです。


少なくとも私はそう信じ、今まだ歩き続きけているのです。


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