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2010年01月22日
ノビテクの『やれる気講師』の岡本 みどり講師を紹介します!

プロフィール
大手機械メーカーに入社後、技術系現場においてアフターサービスを担当。その後、コンサルティング会社のインストラクターとして、対人対処能力強化などの研修業務を担当。ウィズ・アップを設立後は、SPトランプを使った状況対応力強化やセルフエンパワーメント研修などを中心に活動中である。
本気で向き合う
今春の新人研修での出来事です。
2泊3日の合宿最終日に、家族へ、これから一緒に働く仲間へ、そして自分自身へと決意表明をしました。車座になったどの顔も真剣で、一つのことをやり終えた充実感と自信、これからへの期待と、少しの不安を自分の言葉にしていました。
その中で一人の男性が、何度か順番をパスした後、ようやく話し始めました。
「私はこの三日間ほど必死で生きたことがありませんでした。今まで何でも“そこそこ”できたし、できないと思うことはやらないか、適当にお茶を濁してやり過ごしてきました。それでもやってこられた。でもこの研修では逃げられなかった。研修が厳しかったから、ということもある。でも一番の理由はみんながいたから。みんなが必死でやっているのに僕だけ適当では済まされなかった。済ませたくない自分になっていった。課題も、人と分かり合うことも、自分のこともこんなに必死にやれたことがうれしいです。みんな、ありがとう。」
と、何度も詰まりながら言い終えた彼の表情はほんとうに清々しく、その場にいる全員が『私もそうだよ』と、応えながら心を通わせていました。
たいていのことは、“そこそこ”の努力で成果を求めることもできるかも知れません。
でも、それで良いのでしょうか。ビジネスの世界は常にお客様の期待を超えるものを提供し、ライバルに勝ち続けなければならない、だからベストを尽くさなければならない、これは事実です。
けれど、私はそれだけでは寂しいと思うのです。
もちろん、既に本気で向き合っている人にもたくさん出会いました。一方で、能力も高く、優れた才能を持っているにも関わらず、不完全燃焼で終わっている方にもお会いしてきました。
期待してくださるお客さまがいらっしゃって、自分を活かす場があり、ひとつのことを共に目指す仲間がいるのに、それなりの取り組みでいいのでしょうか。そして何よりも、たいせつな自分の命を使って、限られた時間をそんな使い方をしてもったいなくないのでしょうか。
人間誰しも傷つくことは避けたい、嫌な思いもしたくない、未知への恐怖もあります。思い切りぶつかって転ぶぐらいなら、巧みにアクセルとブレーキを踏み分けて、ハンドル捌きよろしくすいすいと行きたいと思うのは人情でしょう。今までそれを上手にできるように努力し、ある面、それで身を守ってきたことも事実なのですから。
しかし、その一方で見落としてきたもの、忘れてきたもの、失ってきたものはありませんか。
それは何かの学びか、一皮向ける機会か、心が震えるほどの体験か、誰かに感謝されることか、生涯の友との出会いだったかも知れず、自分を知ることだったかもしれません。
「本気で向き合う」
今まであなたは何に本気で向き合ってきましたか?これから何に、そして今、何に向き合っているのでしょう。
一つひとつは些細なことですか?長い時間を掛けるものですか?あなたの外側のことですか?それとも内側のことですか?
もし、本気で向き合うに足ることを探しているのなら、目の前のことに本気で向き合ってみませんか。不思議なことですが、そうすると目の前の景色が違って見えてきます。そして、あなたの言動も、周りの反応も変わってきます。そうやって少しずつ経験してみませんか。
いずれにしても、自分で決め、自分でするしかありません。
私はあなたと本気で向き合いたいと、こころから願っています。
投稿by ノビテクBlog管理人